ばあちゃんのお葬式終わりました。95だからね、明るいお葬式でした。お通夜でも隣のおばたちと、「ねえちょっとあれ誰?」とか「うわ、あの人老けてもうわからんかった~」、「横にあれがだれとか解説者おらなあかんな」とかもううるさいの。
で、お通夜始まってお坊さん二人の入場。うちが檀家総代になってる和尚、もう40位なんだけど超童顔。その人が従えて来た坊さん、まだ23歳でなんとアフロヘアーにひげ面。もうこれが私のつぼにはまって笑いをこらえるのに必死よ。あとで聞いたらアフロヘアーのわけは身延山で寒修行終えたばっかっていうありがたいアフロ(じゃなくて天然パーマが伸びただけ)だったんだけど。
私と妹なんか「あら~、本家のねえちゃんらちかいね。きれいになってもうておばちゃんわからんかったわ~」とか言われて。いや、あの、きれいになったのは認めますけど(笑)、いつまでねえちゃんなん?って。うちの母アキコなんかいまだに「本家のねえさん」って呼ばれてるし。本家の長女の私が跡をつがないで外に行っちゃったから周囲の人もいまだにこうやって呼んでる訳ね。
無事に終わってよかったです。ちょっとしたFamily reunionでしたが・・・まだまだ行事が続くわけで実家の両親は大変。私・・・自分の両親のときこんなんできるんかな。
しかし、日蓮宗のお葬式長いよ~。30分ほどお経あげて「これより休憩にはいりその後本葬に入ります」ってアナウンス聞いたときはびっくり。「え?今の本葬じゃなくて?」って感じ。でも和尚さんの話、ありがたかったです。あんな詩的にいうものなんだね。それまで明るい気持ちで聞いてたのに「黄泉の国への道は暗く・・・」というところで「ばあちゃん、今そんな暗い道を一人で行ってるのか・・・」と思うとグワ~ってなんかがこみあげてきて泣いちゃいました。年やな、私も。
ばあちゃんを見送った火葬場の桜,今が満開でした。

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