リールから少し南下してシャンパーニュ地方に行ってきました。何度も言いますが・・・マダムに似合うのは泡よね!
最初の訪問は有名グランメゾンの「Bollinger」。そうあの007、ジェームズ・ボンドが映画の中で飲んでるやつね。小陸も007は好きなので興味を示した様子。でもちょっと敷居が高いな~。
一般には公開してないのかも・・・と思いつつ入ってみると案の定そうだった。しかし!老陸の風格がそうさせたのか(または年齢?)午後オーストラリアから来るワイン輸入業者のツアーに参加したら?とのありがたいお誘い。こんなチャンスめったにないもんね。おっとその前にやっぱりこんな写真も撮っておかなくちゃ、旅行者ですから。
午後、小陸をホテルに置いて再度やってきました。ところがアポをとってるオーストラリア人一行が来ないので、結局私たち二人だけのためにツアーをしてくれることになった。ラッキー!
まずは自己紹介。すると私が日本人と知ったムッシュは「日本人はいいお客さんですよ。最近はシャンパーニュのこと知りすぎて困るくらい」・・・これはお世辞なのか嫌味なのか?その後に続いたのは、Bollingerは小さい会社(今もオーナー家族が所有しているという意味で)なので生産本数も少ない。だからほかの会社が中国マーケットに参入してるけどうちは全く興味がない。このまま中国人はうちのシャンパーニュに気づかないでいてほしい・・・なんて言ってた。こういう言われよう?きっと日本人もバブル時代にワインが人気出始めたころはこんな風に言われてたんだろうな~。で、結局途中から遅れてやってきた輸入業者も中国市場の話になると、「中国人の買い方は、隣の人が高いワインを買った、俺はもっと高いワインをもっと買うっていう態度。情けないね」などと中国の悪口に発展・・・う~ん、あたってるだけにつらい。
寄生虫を逃れたオリジナルのぶどう。これから007のシャンパーニュが作られます。
しかし・・・一時間くらいで終わると思ったこのツアー。結局2時間半もかかっちゃった。ムッシュが本当にここのシャンパーニュを愛してる情熱、伝わってきました。
カーブ
にも品格が。
そしてついにお待ちかねの
テイスティング!
この上品な泡!テイスティング用のグラスも上品、もちろんリーデルでした(震災ですべてうちのは割れたけどね)。
2本目あけたときにムッシュがなんか気に入らなかったらしく同じものをもう一本あけてくれました。「変な印象を持って帰ってもらいたくないから」だって。さすがグランメゾン!太っ腹!
もうあたくしここのシャンパーニュしか飲めない体になっちゃたわ~。
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